青森県

青森県は本州の最北の場所にある県で、日本海と太平洋、北海道との間の津軽海峡の3面が海に囲まれています。 他県の方が描く青森のイメージというと、やはり「りんご」「ねぶた」でしょう・・・ もちろん国内のりんごの生産量の約60％は青森産ですし、明治時代に日本に入ってきたりんごの栽培には山岳が多く青森の気候にピッタリだったことから始まり今では他県にも誇れる作物です。 また、ねぶた祭りも毎年8月に述べ200万人にのぼる観光客を集める一大イベントであり、起源は正確には不明ですが奈良時代に中国のから伝わった七夕祭りなどから変化して生まれ現在では日本屈指の大きな祭典となっており、国の重要無形民俗文化財に登録されているほど青森県人にとっても大切な文化です。 毎年変化する巨大なねぶたを乗せた山車にも、作家の想いや創意工夫が込められ興味を持てば持つほどに熱い情熱を感じられる素晴らしい祭典なのです。

ですが、青森の魅力は「りんご」「ねぶた」だけで語り尽くすことはできません。 青森の美しい自然に目を向けると、他県の方にはなかなか浸透していない素晴らしい場所が沢山あります。 その中でも、世界自然遺産にも登録されている白神山地には、人の手が加わっていないありのままの自然の姿を垣間見ることが出来る絶海があります。 天然のブナの木の林、ごつごつとした岩、険しい岸壁に沿って続く渓谷の先にはダイナミックな暗門の滝が現れます。 青森市から向かうと車で3時間以上かかってしまう場所ですが、日本海側の海岸線を進み辿り着くブナ林の中に十二湖のなかのひとつ「青池」。 その名の通り青い、そして吸い込まれそうなほど透き通り、木々の緑の隙間から落ちてくる光芒が水面を突き抜けて池の底を照らす、幻想的な世界はこの上ないと言えるほどの美しさです。　そのほか、八甲田連峰や十和田湖、奥入瀬の渓流や弘前城の絢爛豪華に咲く桜なんかも青森県民にとって愛着の深い場所です。

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