宮城県

宮城県は本州の東北地方、太平洋に面した東に位置しています。
入り組んだ地形を利用して海岸線には142の漁港があり、気仙沼・石巻・塩釜といった有数の漁港があり、なかでも気仙沼漁港は、カツオの漁獲量では日本一を誇るほど漁業が盛んな場所です。

また、名将として語り継がれている伊達政宗は仙台藩の初代藩主であり、標高130mの断崖に立っていた仙台城址や、伊達政宗にゆかりのある史跡が数多く点在しています。
仙台は別名杜の都と称される程、豊かな自然があるだけではなく、かつて400年以上前の江戸時代に飢餓などを避けるために屋敷に実の生る木などを植え、境目に杉を植えることを伊達政宗が家臣たちに進言したことから始まり、助け合う人の手によって町中に緑が増え美しい場所として保たれてきました。
大戦の際の空襲で焼けてしまっても、2011年の東日本大震災で被災をしても、困難を乗り越え人と人が支え合い復興を遂げてゆく強さは伊達政宗の想いが礎となっているのかもしれません。

宮城県には、日本三景の一つである松島の無数の島々が織りなす景色は言うまでもなく美しいのですが、他にも美しい景色を愛でることが出来る場所が沢山あります。
春は白石川の堤に約8kmに渡って約1200本の桜が咲き誇り、その姿は一目千本桜と言われています。
夏は大崎市の6ヘクタールの広大なひまわりの丘に約42万本ものひまわりが咲き誇り、一面を埋め尽くします。
大崎市と言えば秋の鳴子峡で素晴らしい紅葉に出会えます。
大谷川の清流に沿って両岸に深さ100mのV字型の絶壁が約2.5kmに渡って続く迫力の渓谷を彩る紅葉は壮大で圧巻の絶景です。
また、冬の景色と言えば蔵王山の樹氷でしょう。
日本海側からの季節風に吹き上げられた雪雲が雲粒となって樹木に着氷して包む、条件がそろっていなければ出会うことのできない自然が作る奇跡の芸術です。

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