長崎県

長崎県は九州の西の海岸沿いにあり、無数の島々と、火山や豊かな自然の中に温泉地も沢山あります。
1945年に広島に続いて原子力爆弾が投下された場所でもあり、広島同様にその戦争の無残さを世界に訴えています。
また、江戸時代には国内で唯一の海外との交易の窓口となっていた長崎は、和華蘭のハイカラな異国の文化が街の至るところ、教会や唐寺などにも他県とは違う特徴を垣間見ることが出来ます。
長崎では、散策・散歩など街をぶらぶら歩くことを「さるく」と言います。
坂の多い長崎ですが、さるくすれば踏み入れた小さな小道に異国情緒を感じられる情緒あふれる場所が数多くあるのです。
代表的な坂道と言えば「オランダ坂」、開国した後も日本人以外をオランダさんと呼んでいたことでオランダさんの通る道としてつけられたという説もありますが、石畳の道に東山手洋風住宅群などがある異国の雰囲気漂う坂道です。
また「どんどん坂」も有名な坂のひとつ、大浦天主堂やグラバー園などの観光スポットからは少し外れた道なので、穴場でもあります。
ここは雨が降った時に上からドンドン水が流れてくることから名づけられた坂。
先人の知恵を感じられる雨天時の対策で石造りのU字やV字の溝が両サイドに造られており、細くて急勾配で登るのには勇気が必要ですが、古い石畳がとても雰囲気のある場所です。
そして、坂本龍馬好きであれば欠かせないのは「龍馬通り」、180段の階段があり心臓破りの坂ですが「龍馬」を全面的に推した面白い見どころもあり存分に明治の頃の雰囲気に浸ることが出来ます。
他にも面白い「坂」がいっぱいあるのですが、一度にまわるのは体に響くので、ゆっくりカメラ片手にさるく、をお勧めいたします。

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