岡山県

岡山県は中国地方の瀬戸内海側にある県で、広島と兵庫に挟まれた山陽道では中央に位置し、瀬戸大橋で四国に渡る玄関口となっています。
北部には中国山地の山々や盆地があり温泉も沢山点在しています。
中部の吉備高原では丘陵地ならではのリゾート地となっており、南部は平野で倉敷は一台観光地として人気の場所。
白壁と瓦屋根の風情豊かな町屋が並ぶ情景や穏やかに流れる倉敷川や柳の並木は美観地区に指定されているだけあって、本当に美しい街並みです。
最近では倉敷発祥の様々なブランドが増え、色々な可能性を開き続けています。

岡山と言えばやはりおとぎ話の桃太郎。
そのモデルとなった備前・備中・備後の国を討ち平らげた吉備津彦へ開拓の大祖神としての信仰が深く、社寺の建築様式にも吉備津神社の吉備津造や美作国の中山神社の中山造といった岡山独特の文化や様式があり、ちょっと他とは一味違う雰囲気が興味をそそります。
吉備津神社は国宝にも指定されており、境内を貫くように造られた約400mの回廊がなんとも言えない豪壮さ、また優美さも感じられます。

また、16世紀に秀吉の命で宇喜多秀家が築城した岡山城も日本の名城100選の一つとして見逃せない史跡です。
黒塗りの独特の外観は風格を感じられ「白鷺城」とも呼ばれる姫路城に対して「烏城」と呼ばれています。
岡山城は宇喜多秀家が戦の際の施設としただけでなく、職人や商人を招き入れ世を治めるための場所としたのだそうです。
そして隣接する岡山後楽園は、江戸時代初期の1700年に14年の年月をかけて造られ元禄文化を象徴するかの様な華やかな庭園として日本三名園の一つに数えられています。

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